栄養管理科

基本理念

安心・安全でおいしい食事を通して、病気の治療に貢献します。

栄養相談(入院・外来)

医師の指示に基づき、病態に応じた食事療法をご提案します。

  • 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く) 9時~15時
    ※予約制になっており、時間はひとり20~30分程度です。
  • 相談内容 
    糖尿病、慢性腎不全、高血圧症、脂質異常症、肝臓病、消化器術後、妊娠合併症、がん、摂食・嚥下機能低下、低栄養など
  • その他
    母親教室

入院中の栄養管理

  • 栄養スクリーニングによる評価を行い、摂食機能や食形態、病態を考慮した栄養管理を実施します。
  • 医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師、調理師等の多職種から構成される栄養サポートチーム(NST)による回診を行い、栄養療法を行っています。
  • 褥瘡、緩和ケア、リハビリ、退院などのカンファレンスにも管理栄養士、調理師が参加し、食事のサポートを行っています。

入院中の食事について

  • 個々の病状に応じ、医師の指示に基づいた食事を提供しています。
  • 食物アレルギーの場合には、アレルゲンを除去した内容で提供します。
  • 行事やイベント食の他、機能にあわせた食事調整を行っています。

(1)行事食

  • 季節の行事食や「いわて食財の日」、「いわて減塩・適塩の日」などを毎月実施しています。

(2)出産お祝い膳

  • 出産された方へお祝い膳を提供しています。

(3)個別対応

  • がん治療や緩和ケア、食欲不振が続く方へは、管理栄養士、調理師がお話しをお伺いしています。
  • 噛む力が弱い、飲み込みにくい、むせる方へは、食形態に配慮した食事内容に調整します。

衛生管理と厨房機器(電化厨房)

厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に基づく衛生管理を行っており、平成30年9月から、朝食は「ニュークックチル」による提供を行っています。「ニュークックチル」とは、加熱調理後の料理を急速冷却し、食器に盛付け後、冷却保存します。食事時間にあわせて再加熱を行い、提供する調理システムです。温度と時間(T・T管理)による衛生管理と安定した調理品質管理が可能となります。
安全でおいしい食事を提供するための主な厨房機器は次のとおりです。

スチームコンベクションオーブン

焼く、蒸す、煮るなどの加熱する料理に使用します。加熱料理は、中心温度75℃1分以上の加熱を行います。

ブラストチラ―

加熱した料理を急速冷却します。 ニュークックチルで必要な、加熱後、90分以内に3℃以下までの冷却を行い、食中毒の原因となる細菌の繁殖を防ぐほか、通常の調理の冷却作業にも使用し、食材の色、味を保ちます。

ホテルパンリヒートカート

ニュークックチルで調理した料理を提供時間にあわせ、再加熱する機器です。朝食提供に使用します。

温冷配膳車

厨房から各病室まで、食事を運搬します。温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態でお届けします。

ヴィンボック換気天井システム

厨房内給排気を行い、適正な温湿度環境を保ちます。騒音や風がなく、省エネ効果があると言われています。

その他

実習生受け入れ

  • 臨地実習
  • 学外給食実習
  • 調理師校外実習

各種認定及び資格

  • 栄養サポートチーム専門療法士
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 病態栄養認定管理栄養士
  • がん病態栄養専門管理栄養士
  • 給食用特殊料理専門調理師
  • 新調理システム推進協会認定専任講師